web と民主主義

某所である「イタイ人」の話で持ちきりである.

そのイタイ人は,ある web サーバでのサービスについて不満があるようである. で,その人はその web サービスや外の web ページなどで不満を訴えているようである.

私は単純に

嫌ならそのサービス抜ければいいじゃん

と思うんだけどね.

民主主義社会では

  • 自分が正しいと思う意見を述べる
  • 多数決による意思決定

というドグマがある.

が,web サービスにおいては,

  • 管理責任者がいて(責任「者」と言っても法人を含む)
  • その管理責任者に,最終的な全権限がある

という場合が多い. つまり,これは「独裁政権」の形じゃないのかな.

もちろん,これには理由がある. 特に不特定多数に提供するサービスの場合,そこで何かしら良からぬことをしようとする人が出てくるだろう,ということを見越して,管理者は最終的なワイルドカードを握ってるわけである.

まぁ,要するに,web サービスの世界においては管理者が法であり,そこでは「管理者が気に入らないから」という理由で充分なのである. したがって「自分の意見を民衆に訴えて,民衆を説得」というのは,直接的な解決にはならない.

が,その web サービスが気に入らなかったら,同種の他のサービスを選ぶ権利はある. 「気に入らん」という人が増えればそのサービスは寂れ,他のサービスの方が賑わう. この点では「民主主義」のチカラが働いている.

もちろん,このサーバにおいては私が独裁者である. ただ,「独裁者である」ということと,「独裁者の権限を発動する」ということは別の問題ではあるけどね.


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Last-modified: 2004-06-19 (土) 17:54:25 (6930d)