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黒塗り PDF ファイル

ここらへんここらへんでも話題になっている例の事件で思い出したこと.

昔,Intel のチップセットのデータシートを見ていたときのこと. IDE インターフェースについて,つまみ読みしたかったので「IDE」で検索をかけると,なぜかページの下の白いところが引っかかる.

なんだろう?と思い,ドラッグしてみると

CONFIDENTIAL

という文字が. 確かに IDE の文字がマッチしてます :)

この場合は黒塗りでなくて白塗りだったのだが,(おそらくは)今回の事件と同様の現象でしょう. ただ,Intel の場合は「以前は機密指定されてけど,今は解除されたんだね」と,笑い話で済みますが.

あと,編集履歴データから別の訴訟先の名前が見えてしまった SCO の MS Word 文書,という事件もありました.

で,問題は

で,まぁ,先に挙げたどちらの記事も「コンピュータリテラシーがうんぬん」という話になっているようである. が,コンピュータ関係の企業でさえ同様のチョンボをやらかしているわけであるから,ワープロのユーザの責任にするのは間違いだと思う. 「一定以上の技能を持つ専任オペレータがワープロを操作」というのならそれでもいいのかもしれないが,もはやそういう世界に逆戻りはできないだろう.

MS Word 文書にしろ PDF にしろ,ファイルを開いて目に見える以外の情報を持っている. で,ユーザが「ちゃんと消えてるか確認する」といっても,その情報にアクセスする手段が無ければ確認のしようがないわけで. 四角いオブジェクトの下に隠れている文字にしろ,編集履歴にしろ,それにアクセスする方法がわからなければ確認のしようがない.

私が思うに,

What You See Is What You Get は真だが同時に What You See Is Not Only What You Put でもある

ということなのだろう. ユーザにとっては見ることのものが全てだが,他の人はそれ以上のものを見ることができるかもしれない.

とりあえずの対策としては

普通の人(含むオレ)にもわかりやすく確実な対策としては

いったん紙にプリントアウトしたものをスキャンし直して PDF にする

というあたりではないだろうか. MS Word に限らず,全ての文書に適用できるだろう.

紙になった時点で目に見えない情報というのは全部削ぎ落とされてしまうので,それをスキャンしても「出したくない情報」は入りっこない*1. もちろん,文字情報も削ぎ落とされてしまうので「コピー & ペースト」はできなくなるのだけど.


*1 電子透かしのような方法で埋め込まれるのはあるかもしれんが

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Last-modified: 2006-08-04 (金) 02:49:09 (4148d)