PLC †ここの web ページへのリファラを見てみると,PLC 関係の掲示板が見つかった. で,その掲示板をちょろちょろ眺めてると というブログに行き当たる. PLC については,私もここの意見におおむね同意である. やはり,一番の問題としては
というところである. 既存の短波帯通信に妨害を与えない †と,PLC は言われているが,これはかなりウソッパチである. 以前(日記/2006-12-09),実際に PLC モデムを動かして調べてみたところ,わたしの家では屋外の周囲 40m 程度までノイズを撒き散らしていた. こんなモノがそこらじゅうに設置されたとしたら,それこそ短波帯通信は絶望的である. 短波帯という周波数資源 †世の中には「PLC vs. アマチュア無線」のように問題を矮小化しようとする向きがある. その効果もあり,そのような視点でしか捉えていない人が大多数のようである. が,周波数帳を見れば,たった 27 MHz の帯域が数多くの業務に割り振られ,様々な用途に利用されているのがわかるはずである. また,短波帯は,TV 放送やケータイなどの周波数帯とは異なり,少ない電力で地球の裏側と通信することができる周波数帯である. 「ケータイでも地球の裏側に国際電話すればできるんじゃないの」と思うかもしれないが,この場合,裏で多数の中継局や交換局が働いての結果であり,短波帯通信のように直接 end to end で通信しているわけではない. というわけで,
と思う. 私は技術的には前者のほうが有効な利用方法だと思う. が,後者の方が有効,と思う人もいるかもしれない. PLC を推進する場合には,最低でもそのような議論を尽くしてからでないといけないのではないか,と思う. |