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インターネット規制法案

12年前のCDAと同様のインターネット規制法案が審議されている(スラッシュドット・ジャパン)

もちろん私もこの法案には反対である.

で,この手の話が持ち上がると,大抵

  • 子供に有害とされるコンテンツを見せるべきか否か
  • 検閲に当たるのではないか

なんて議論になりがちだ.

「子供に有害とされるコンテンツを見せるべきか否か」という問題については

その子供の親権者に任せる

ということで済む話だ. 親は自分の信念に従って自分の子供を育てればよい. 「『有害コンテンツを子供の時から見せて耐性を付けるべきだ』とオレは思うから,オマエの子供もそう育てろ」と言うから話がこじれる.

が,多くの親は「小さい子供には有害コンテンツを見せるべきではない」と思っているだろう. そういう親は子供にエロ本を買い与えたりしようとはしない. が,今の「インターネット」で問題なのは,表紙を見ただけでは絵本とエロ本の区別が付かないことである. 表紙を見て絵本を買い与えたつもりが中身はエロ本だった,なんてことが起きてしまうわけだ.

エロマンガ本の場合は,表紙には「成年向けコミック」という表示があり,表紙を見ただけで「有害コンテンツ」かどうかの区別が付くようになっている(なっていた?). 実は web にも PICS という同様の枠組みがある. PICS とは

  • レーティング情報を取り扱う仕組み
  • レーティングの基準自体は規格の外で,基準は URL で指定する.
    • SGML や XML の DTD みたいなものか
  • レーティング情報は外部から提供する仕組みと当該ページ自体に埋め込む仕組みがある

というところかな. PICS は今でも Internet Explorer では設定できたかな.

というわけで,ソフトランディングな案としては

  • お子さまにはフィルタリングで対処
  • web ページ自体にレーティング情報を埋め込む
  • レーティング無しのページはブロック
  • ページ自体にレーティングがあり,親が設定した基準を満たすものは表示
  • フィルタリングを良しとしない親は,フィルタリング設定を外してやればよい

というあたりになるのかな. この場合は子供に見せようとしないのは親であり,「検閲」には当たらないだろう. もちろん,オトナが閲覧するには何の影響もない.

蛇足だが,こんな法案が通ってしまった場合,

個人も企業も法的リスク回避のために web サーバを海外に移転させ,国内のデータセンタが空洞化する

なんてことになってしまうんじゃないかなぁ. そうなると法律自体も骨抜きになってしまって,意味が無くなるかもしれない.


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Last-modified: 2008-04-08 (火) 05:34:52 (4313d)