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embedded Linux と GPLv3

GPL Version 3 が正式にリリースされてから1年余り. そろそろ各ディストロにも GPLv3 ライセンスのパッケージが入ってきている頃である. 私の仕事の組み込み(?)のほうでは debian をベースにしてモノを作っている. debian の次期リリース版の lenny では coreutils パッケージ(ls なんかの基本コマンド)も GPLv3 ライセンスになっている.

組み込み機器の場合,重要なのは

6. ソース以外の形式における伝達

の節だろう.

ここには a) 〜 e) の項があるが,要するに「機器に使った実行形式に対するソースコードをユーザに提供せよ」ということで,ここは GPLv2 のプログラムと扱いは一緒である.

重要なのはその後の部分,

本節の下において、作品をユーザ製品の内で、またはユーザ製品と共に、あるいは特にユーザ製品での利用を念頭においてオブジェクトコードで伝達し、またその伝達がユーザ製品の受領者への所有と利用の権利の永遠ないし有期の移転の一部として起こる場合(移転がどのように行われるかは問わない)、この条項の下で『対応するソース』は『インストール用情報』と共に提供されなければならない。

つまり「ユーザが改造した GPLv3 プログラムをインストール・実行できるようにせよ」ということである.

私のやっている機器ならば,telnet ポートやシリアルコンソールを開放すれば済むのでそれほど問題ではない. これで困るのは STB や HDD ビデオレコーダの類だろう. 改変プログラムを注入できるということは,「プログラム内に telnet ポートを開いてシェルを起動」するような改変をすればシェルプロンプトを奪取できる. 場合によっては,これがコンテンツ保護のプロテクト破りの糸口になるかもしれない.


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Last-modified: 2008-12-04 (木) 04:01:22 (4070d)