初めてのRuby

プログラミング言語である Ruby の入門本.

序文によると

  • 「初めての〜」という本には「プログラミング自体の初心者」「他の言語を経験しているが,その言語の初心者」の2通りがある
  • この本は,他言語経験者を対象としている

ということだそうです. 最初にこういうところをカッチリ定義し,明らかにしているのはいいことだと思います.

だけど…

第1章がどうにもいけません

いわゆる Hello,world 以前に Ruby の特徴をワッと並べるのは,本の構成としてはどうかと思います. Ruby は(C ライクな最近のスクリプト言語と比べると)構文自体がとても特徴的なので,そこらを一度に出されると Ruby 臭でウッと来てしまう,そんな感じ. で,それぞれの特徴についても並べてみただけで,「詳しい説明は〜で」みたいな説明もないし,太字で強調されているキーワードを索引で探してみても載っていない.

あと,Ruby のバージョン体系とか実行モデルとかって,イントロダクションで触れることなのか? 構文木の図まで使って説明すべき? これも疑問.

何か,こう,書きたいことがたくさんありすぎて絞りきれていないような,そんな印象があります.

でも,第2章以降はわりと普通かな.


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Last-modified: 2009-04-05 (日) 01:33:07 (5177d)