相互相関とディジタルフィルタ †相互相関について,少し突っ込んだ話を. 緊急地震速報音の検出に使った相互相関ですが,処理を図にするとこのようになります. →+→+→+→+→+→+→+→+→+→ 相関値 ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐ │ち│ゃ│ら│〜│ん│ち│ゃ│ら│〜│ん│ 見つけたい信号 └─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ × × × × × × × × × × │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ ┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐ 見つけたい信号が埋もれている信号 │●│□│▲│○│■│△│●│□│▲│○│←●□▲○■△… └─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘ ↓ 捨てる なんとこれはトランスバーサルフィルターという,ディジタルフィルタと同じ処理になっています. そこで,相互相関処理をトランスバーサルフィルタとして見てみると
と見ることができます. 実際,相関値を音声として再生してみると
というように聴こえます. こういう,紙の上の理屈を音声として体験するというのも面白いものです. お試しあれ. |