相互相関とディジタルフィルタ

相互相関について,少し突っ込んだ話を.

緊急地震速報音の検出に使った相互相関ですが,処理を図にするとこのようになります.

  →+→+→+→+→+→+→+→+→+→ 相関値
 ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑
┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐
│ち│ゃ│ら│〜│ん│ち│ゃ│ら│〜│ん│ 見つけたい信号
└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘
 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │
 × × × × × × × × × ×
 │ │ │ │ │ │ │ │ │ │
┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐ 見つけたい信号が埋もれている信号
│●│□│▲│○│■│△│●│□│▲│○│←●□▲○■△…
└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘
 ↓
 捨てる

なんとこれはトランスバーサルフィルターという,ディジタルフィルタと同じ処理になっています.

そこで,相互相関処理をトランスバーサルフィルタとして見てみると

「ちゃら〜んちゃら〜ん」をフーリエ変換したのと同じ周波数特性を持つフィルタ

と見ることができます.

実際,相関値を音声として再生してみると

  • 普段は入力音声が小さくなってもぞもぞとした音が出力
  • チャイムが鳴り始めると徐々に大きな音が出力される

というように聴こえます.

こういう,紙の上の理屈を音声として体験するというのも面白いものです.

お試しあれ.


トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2017-01-27 (金) 07:59:10 (1402d)