skk 系については不案内. すまぬ. Fedora 開発版では †要するに,まとめるとこういうことなのですが. これでわかってしまう場合は,以下の説明は不要なのかな.
UNIX での従来のかな漢字変換システム †(Free)Wnn と Canna が双璧である. Wnn, Canna ともにサーバへは TCP ソケット経由で接続される. 他のマシンの変換サーバを使用することも可能である. Wnn のサーバプログラム名は jserver,かんなは cannaserver という名前である. emacs †emacs が直接かな漢字変換サーバと通信を行う. Wnn に対する emacs マクロは egg と呼ばれる. これは X 上でも同様に使用することができる. emacs 上でかな漢字変換のオン・オフのキーバインドが他の X アプリと異なる場合があるのは,このため. jserver <--(KKTPプロトコル)--> emacs cannaserver <--(かんなプロトコル)-->emacs (can)uum †文字端末上でかな漢字入力を行うためのプログラム. 起動すると pty (疑似端末)を取得し,この上でシェルを起動する. pty の入出力をフックすることにより,かな漢字変換を実現する. もちろん kterm 上でも実行可能ではある. jserver <--(KKTPプロトコル)--> uum <--(pty)--> (コンソール上) cannaserver <--(かんなプロトコル)--> canuum <--(pty)--> (コンソール上) XIM †X 上の変換フロントエンドサーバ. ウィンドウへの入力をフックし,変換サーバへと送る. このフックの手法は XIM プロトコルとして,X11R5 で標準化された. xwnmo は Wnn 専用の XIM サーバ. kinput2 は Wnn と Canna に対応している. jserver <--(KKTPプロトコル)--> kinput2/xwnmo <--(XIM)--> ktermなどのXプログラム cannaserver <--(かんなプロトコル)--> kinput2 <--(XIM)--> ktermなどのXプログラム IIIMF と GNOME †IIIMF とは,おおざっぱに言うと,
とういことらしい. XIM 経由 †httx (htt_xbe) が IIIMF サーバとのゲートウェイとなり,XIM プロトコルでかな漢字変換を実現. kinput2 でかな漢字入力が可能な X アプリでは,入力可能のはず. htt <--(IIIMF)--> htt_xbe <--(XIM)--> Xアプリ IIIMF での直接通信 †gnome アプリでは,IIIMF サーバとの直接通信による,かな漢字変換入力が可能. gedit などでは,ウィンドウ内で右クリックで「入力メソッド」メニューより選択可能. なお,kde アプリでは,この直接通信には対応していない. htt <--(IIIMF)--> gnomeアプリ キーバインド †XIM の場合 †
で設定する. 従って,変換オンと変換オフで別のキーバインドということも有り得る. バグなど †
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