* 「localhost からの攻撃」の読みかた [#z9dfd53f] 昨日の「[[localhost からの攻撃>日記/2008-01-28/localhost からの攻撃]]」の話を,いろんな人にしてみた. 総じて「何か反応が薄いなぁ」という感想. まぁ,どこまで想像(or妄想)を膨らませるか,というのもあるのだけれど. まず,事実としては - ベトナムのネームサーバが localhost となる逆引き DNS 情報をアナウンスしている - その逆引きが localhost となる複数のアドレスから類似のコメントスパムがある.botnet の支配下にあると見ていいだろう. というところ. この2つの事実の組み合わせから想像できるストーリーとしては - ベトナムのネームサーバが localhost となる逆引き DNS 情報をアナウンスしている -- 単なるネームサーバの設定ミスであり,botnet とは無関係 -- botnet のコメントスパムの攻撃者の仕業であり,DNS 汚染の手口が使用できる - botnet は -- せいぜいコメントスパムを発信し続けているぐらいの活動しかしていない -- ネームサーバの逆引き(localhost)を利用したアタックをしている(or画策している) -- DNS 汚染を利用した,更に積極的なアタックをしている(or画策している) あと,スタンスとしては - 自分のコンピュータ -- オレの管理下にあるコンピュータはそんな逆引きの影響は受けない -- オレの管理下にあるコンピュータはおそらくそんな逆引きの影響は受けないと信じているが,確証はない - 他人のコンピュータ -- そんなの知ったこっちゃない -- 逆引きを信用するなんてマヌケなプログラムを作ってる(or使ってる)やつなんかいないだろう -- 逆引きを信用しているがためにセキュリティホールが生じているようなプログラムは,きっとあるに違いない まぁ,妄想したらキリがないんだけれど,こういうあたりは,自分の感触よりも少々悲観的なストーリーを採用しといたほうがいいのではないかと思う. 過去には「2000年問題」なんてのもあったけど > 「あんなのどうってことない」とタカをくくってエライ目にあう よりは > 「これはエライこっちゃ」と騒いで対策して,結局たいしたことなかった というほうが幸せなわけで.