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* 初めてのRuby [#f8c57ef2]
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プログラミング言語である Ruby の入門本.
序文によると
- 「初めての〜」という本には「プログラミング自体の初心者」「他の言語を経験しているが,その言語の初心者」の2通りがある
- この本は,他言語経験者を対象としている
ということだそうです.
最初にこういうところをカッチリ定義し,明らかにしているのはいいことだと思います.
だけど…
> 第1章がどうにもいけません
いわゆる Hello,world 以前に Ruby の特徴をワッと並べるのは,本の構成としてはどうかと思います.
Ruby は(C ライクな最近のスクリプト言語と比べると)構文自体がとても特徴的なので,そこらを一度に出されると Ruby 臭でウッと来てしまう,そんな感じ.
で,それぞれの特徴についても並べてみただけで,「詳しい説明は〜で」みたいな説明もないし,太字で強調されているキーワードを索引で探してみても載っていない.
あと,Ruby のバージョン体系とか実行モデルとかって,イントロダクションで触れることなのか?
構文木の図まで使って説明すべき?
これも疑問.
何か,こう,Ruby に対する愛が溢れ出てしまって制御できてないような,そんな印象があります.
何か,こう,書きたいことがたくさんありすぎて絞りきれていないような,そんな印象があります.
でも,第2章以降は普通に読めるので,まだ救いがあるかな.
でも,第2章以降はわりと普通かな.
#clear