* インターネット規制法案 [#e24d6109]
[http://slashdot.jp/it/article.pl?sid=08/04/07/099244  12年前のCDAと同様のインターネット規制法案が審議されている](スラッシュドット・ジャパン)

もちろん私もこの法案には反対である.

で,この手の話が持ち上がると,大抵
- 子供に有害とされるコンテンツを見せるべきか否か
- 検閲に当たるのではないか

なんて議論になりがちであるが,それは罠だ.
なんて議論になりがちだ.

「子供に有害とされるコンテンツを見せるべきか否か」という問題については
> その子供の親権者に任せる

ということで終了.
ということで済む話だ.
親は自分の信念に従って自分の子供を育てればよい.
「『有害コンテンツを子供の時から見せて耐性を付けるべきだ』とオレは思うから,オマエの子供もそう育てろ」と言うから話がこじれる.

が,多くの親は「小さい子供には有害コンテンツを見せるべきではない」と思っているだろう.
そういう親は子供にエロ本を買い与えたりしようとはしない.
が,今の「インターネット」で問題なのは,表紙を見ただけでは絵本とエロ本の区別が付かないことである.
表紙を見て絵本を買い与えたつもりが中身はエロ本だった,なんてことが起きてしまうわけだ.

エロマンガ本の場合は,表紙には「成年向けコミック」という表示があり,表紙を見ただけで「有害コンテンツ」かどうかの区別が付くようになっている(なっていた?).
実は web にも PICS という同様の枠組みがある.
PICS とは
- レーティング情報を取り扱う仕組み
- レーティングの基準自体は規格の外で,基準は URL で指定する.
-- SGML や XML の DTD みたいなものか
- レーティング情報は外部から提供する仕組みと当該ページ自体に埋め込む仕組みがある

というところかな.
PICS は今でも Internet Explorer では設定できたかな.

というわけで,ソフトランディングな案としては
- お子さまにはフィルタリングで対処
- web ページ自体にレーティング情報を埋め込む
- レーティング無しのページはブロック
- ページ自体にレーティングがあり,親が設定した基準を満たすものは表示
- フィルタリングを良しとしない親は,フィルタリング設定を外してやればよい

というあたりになるのかな.
この場合は子供に見せようとしないのは親であり,「検閲」には当たらないだろう.
もちろん,オトナが閲覧するには何の影響もない.

蛇足だが,こんな法案が通ってしまった場合,
> 個人も企業も法的リスク回避のために web サーバを海外に移転させ,国内のデータセンタが空洞化する

なんてことになってしまうんじゃないかなぁ.
そうなると法律自体も骨抜きになってしまって,意味が無くなるかもしれない.

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