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skk 系については不案内.
すまぬ.

*Fedora 開発版では [#vba553ab]
要するに,まとめるとこういうことなのですが.
これでわかってしまう場合は,以下の説明は不要なのかな.

-従来のかな漢字変換~
FreeWnn と Canna がある
--かな漢字変換サーバ直接通信~
emacs (Fedora では未対応)
--kinput2 (XIM) 経由~
多くの X アプリ
-IIIMF~
変換エンジンは canna
--IIIMF サーバ直接通信~
gnome アプリ
--XIM ブリッジ経由~
kde アプリ・従来の X アプリ

*UNIX での従来のかな漢字変換システム [#m9cb00b7]
(Free)Wnn と Canna が双璧である.

Wnn, Canna ともにサーバへは TCP ソケット経由で接続される.
他のマシンの変換サーバを使用することも可能である.
Wnn のサーバプログラム名は jserver,かんなは cannaserver という名前である.

**emacs [#o7067209]
emacs が直接かな漢字変換サーバと通信を行う.
Wnn に対する emacs マクロは egg と呼ばれる.

これは X 上でも同様に使用することができる.
emacs 上でかな漢字変換のオン・オフのキーバインドが他の X アプリと異なる場合があるのは,このため.

 jserver <--(KKTPプロトコル)--> emacs

 cannaserver <--(かんなプロトコル)-->emacs

**(can)uum [#g13002dc]
文字端末上でかな漢字入力を行うためのプログラム.

起動すると pty (疑似端末)を取得し,この上でシェルを起動する.
pty の入出力をフックすることにより,かな漢字変換を実現する.

もちろん kterm 上でも実行可能ではある.

 jserver <--(KKTPプロトコル)--> uum <--(pty)--> (コンソール上)

 cannaserver <--(かんなプロトコル)--> canuum <--(pty)--> (コンソール上)

**XIM [#q494efd7]
X 上の変換フロントエンドサーバ.

ウィンドウへの入力をフックし,変換サーバへと送る.
このフックの手法は XIM プロトコルとして,X11R5 で標準化された.

xwnmo は Wnn 専用の XIM サーバ.
kinput2 は Wnn と Canna に対応している.

 jserver <--(KKTPプロトコル)--> kinput2/xwnmo <--(XIM)--> ktermなどのXプログラム

 cannaserver <--(かんなプロトコル)--> kinput2 <--(XIM)--> ktermなどのXプログラム

*IIIMF と GNOME [#u616a284]
IIIMF とは,おおざっぱに言うと,

-変換プロトコルの標準化
-変換サーバの標準化とプラグインによる多言語化

とういことらしい.

**XIM 経由 [#sc6b1841]
httx (htt_xbe) が IIIMF サーバとのゲートウェイとなり,XIM プロトコルでかな漢字変換を実現.

kinput2 でかな漢字入力が可能な X アプリでは,入力可能のはず.

 htt <--(IIIMF)--> htt_xbe <--(XIM)--> Xアプリ

**IIIMF での直接通信 [#z5746e34]
gnome アプリでは,IIIMF サーバとの直接通信による,かな漢字変換入力が可能.
gedit などでは,ウィンドウ内で右クリックで「入力メソッド」メニューより選択可能.

なお,kde アプリでは,この直接通信には対応していない.

 htt <--(IIIMF)--> gnomeアプリ

*設定 [#s21c9ee7]

*バグなど [#h2015aaa]
:emacs で httx が死ぬ|
代わりに xemacs を使うしかないのかなぁ.
:Ctrl + Space 問題|
httx での変換のオン・オフのキーバインド.
emacs では多用するキーバインド (mark-set) であり,これが入力できないのは大問題.
と思いきや,xemasc + 日本語キーボードでは Ctrl+@ でも mark-set は可能.
とりあえずこれで逃げましょう.

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