道具 †大概において,道具というものは,使ってる人の能力を引き出すものであって,決して能力を与えるものではない. 良い道具を使うことにより,今までより仕事の効率が良くなったり質が良くなったりすることはある. が,「全くできなかったことができるようになる」ということはほとんど無い. ワープロを使うことにより,小説家は小説を書きやすくなるだろう. が,文章のセンスの無い人がワープロを使っても名作が書けるようになることはない. そういう意味では「プログラミング言語」も道具の1つではないかと思う. いくら「良い」プログラミング言語であっても,プログラミングに関する能力・知識の不足している人間が使えば,得られるのは読むに堪えないプログラムである. 逆にプログラミングセンスのある人であれば,あまり「良くない」プログラミング言語であっても,それなりにわかるプログラムを書く. 「弘法筆を選ばず」である. 字が下手なのを筆のせいにしてはいけない. 本日のツッコミ † |