開発受託のフロー

最初の仕事が納品までこぎつけそうなので,ここまでのプロトコルを図にまとめてみた. これは下請法適用の場合のフローなので,下請法に当てはまらない場合は納入後のプロトコルは異なることになる.

なお,オイラは専門家ではないので,書いている内容が間違っている可能性もある.

business_protocol.png

開発基本契約書

継続して仕事が出る場合,このように基本契約書でデフォルトの契約条件を定めることが多いようである. あくまでもデフォルト値を決めるだけのものなので,これ自体で開発受託とはならない.

内容としては

  • デフォルトの契約条件
  • NDA
  • 発受注プロトコル
    • 都度開発契約を結ぶのではなく,注文書による発注も OK とする

こんなところ.

基本契約書の場合 4000 円の収入印紙を貼ることになってるが,今回は具体的な金額が明示されていないということで 200 円の収入印紙で OK のようであった. 「契約書」なので,2通作成して双方で保管する.

注文書

ここで,具体的な個々の案件について「〜を開発してほしい」と発注するもの. 基本契約書でこういうフローでも OK,と認めているので成立する. 単発の仕事の場合はここで開発契約を結び,契約書を交わすことになる.

個々に開発契約を結んだ場合は契約書に印紙を貼らなくてはならないのだけど,この形式の場合は不要のようである. このフローには,印紙税をケチろうという意図もあるのかもしれない.

納品書

開発が終了し,納品物と一緒に発注側に渡すもの.

受領書

「ちゃんとモノを受け取った」という印に発注側から受け取るもの. もらっておかないと,万が一「発注先が倒産した」とかいう場合,債権がある証明に苦労することになるかもしれない.

請求書

「金よこせ」という書類である. 下請法適用の場合は,検収ではなく納品の時点から 60 日以内に入金することになっている. というわけで,納品の時点で請求書を出してもいいのだろう.たぶん.

下請法に当てはまらない場合は,検収の時点で発行することになるのだろう.たぶん.

入金

通常は口座振込で行われることが多い. 口座振込の場合は振込の記録が残るので,領収書の発行は省略できるようである.


添付ファイル: filebusiness_protocol.png 425件 [詳細]

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Last-modified: 2010-01-28 (木) 08:07:39 (5225d)