オシロとファンクションジェネレータでフィルタ特性を見る †オシロスコープとファンクションジェネレータが揃ってしまったので,フィルタの振幅特性を見る実験をやってみました. 回路 †単純な1次の CR ローパスフィルタで,素子の値は
です. カットオフ周波数は
になります. ファンクションジェネレータ †ファンクションジェネレータの出力をフィルタに入力します. ファンクションジェネレータの設定は
とします. ファンクションジェネレータ出力の周波数は,1秒あたり 100 Hz 変化することになります. オシロスコープ †フィルタの入力端子・出力端子にオシロスコープを接続して,波形を観察します. オシロの画面の横軸はもちろん時間軸ですが,ファンクションジェネレータの出力は時間に比例して変化しているので,フィルタの
の特性が観察できることになります. 右の写真はその画面ですが,ふだん見慣れた振幅特性のグラフとはずいぶん違った感じですね. 考察というか,種明かし †よく見るフィルタの振幅特性のグラフでは,たいてい
ですね. つまり,横軸も縦軸も対数目盛りになっていることになります. 一方,今回のオシロ画面で観察している特性は,横軸も縦軸も直線目盛りです. ふだん見慣れている振幅特性グラフと違うのはこのためです. 理論値 †「ホントにそうなのか」ということで,理論値のグラフを描いてみます. 周波数・振幅ともに対数軸としてプロットしてみると,確かによく見た形になりますが 直線軸でプロットすると,確かに今回のオシロの画面で見えたような形になってますね. |