FET アナログスイッチ回路は電子ボリュームとして使えるか

FET を使ったアナログスイッチ回路で,「オン」と「オフ」の間がどうなってるのか見てみました. ひょっとしたら電圧制御の電子ボリュームとして使えるかもしれません.

回路

IMG_20160502_131423.jpg
  • FET は N チャネル接合形 FET の 2SK2880 を使用
  • SG では正のオフセット電圧をかけて信号を出力
    周波数
    40 kHz
    振幅
    0.1 V
    オフセット
    3.0 V
  • 半固定抵抗を調整してゲート電圧を振る
    • ゲート電圧はディジタルテスタで読む
  • 出力電圧はオシロで読む

測定結果

ゲート電圧 - 出力電圧(peak to peak)をプロットしてみました.

スクリーンショット_2016-05-02_13-25-40.png

直線性はともかくとして,ゲート電圧に対して出力電圧は割となだらかに変化しています.

ところが

ゲート電圧が -1.3 V での出力波形(黄色)です.

IMG_20160502_131533.jpg

微妙に波形が歪んでいます.

カットオフ電圧付近でこの様な波形の歪みが見られました.

オシロを FFT モードに設定するとこんな感じ. 最近のディジタルオシロは便利ですね.

IMG_20160502_133515.jpg

実は上の波形は,この FFT モードで一番高調波が出ている場所を探って,そのときの波形を撮影したのでした.

まとめ

  • FET アナログスイッチは電子ボリュームとしては使えそうだ
  • ゲート電圧のカットオフ付近で出力波形が歪むので注意

実は,AGC 用のアッテネータに使えるかな,と考えていたのだけれど,ううむ. 帯域絞れば使えるかなぁ?


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Last-modified: 2016-05-02 (月) 13:48:05 (1634d)