* "DD" を Linux で使う [#m9a32c69]

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#ref(img01.gif,center)
W-ZERO3[es] への機種変更のドタバタで入手してしまった "DD" であるが,当然 Linux マシンにつないでみた.

 $ cat /proc/bus/usb/devices

 T:  Bus=04 Lev=01 Prnt=01 Port=00 Cnt=01 Dev#=  6 Spd=12  MxCh= 0
 D:  Ver= 1.10 Cls=00(>ifc ) Sub=00 Prot=00 MxPS=64 #Cfgs=  1
 P:  Vendor=11f6 ProdID=2001 Rev= 1.00
 S:  Manufacturer=Prolific Technology Inc.
 S:  Product=USB-Serial Controller
 S:  SerialNumber=10000036
 C:* #Ifs= 1 Cfg#= 1 Atr=80 MxPwr=500mA
 I:* If#= 0 Alt= 0 #EPs= 3 Cls=ff(vend.) Sub=00 Prot=00 Driver=pl2303
 E:  Ad=81(I) Atr=03(Int.) MxPS=  10 Ivl=1ms
 E:  Ad=02(O) Atr=02(Bulk) MxPS=  64 Ivl=0ms
 E:  Ad=83(I) Atr=02(Bulk) MxPS=  64 Ivl=0ms

といった感じで,prolific の PL2303 ドライバで問題無く動作する.
本物の PL2303 は USB - RS-232C シリアルアダプタで,"DD" とは別のベンダ ID・プロダクト ID を持っているので,あくまでも「互換」というだけのようである.

まずは cu でモデム部と会話してみる.

 $ cu -l ttyUSB0 -s 115200
 Connected.
 at
 OK

ほら,このとおり.
念のために説明すると
- at(Enter) が自分が打ち込んだ文字列
- OK が "DD" から返ってきた文字列

である.

で,あとは pppd の設定をすれば,コマンドラインから

 # pon 設定名

で接続することができる.

手で直接ファイルをゴリゴリいじらずに設定ツールを使ってもいいのだけど,注意点が一つ.
こいつはあくまでも PHS のアダプタであって ''FAX モデムではない''.
というわけで,+FCLASS=… みたいな FAX モデム用のコマンドは受け付けない.
というわけで,AT コマンドでこの部分は削除しないといけないのだが,GNOME PPP なんかだとうまく削除できないようである.

かつての PPxP あたりでやっていたように,ここらは「モデムの機種名を選べばそれでおっけー」みたいなあたりをしっかり作り込まないと,Linux デスクトップはいつまでたっても「マニアのおもちゃ」なんだよなぁ.

そろそろ「AT コマンドを知っている」ってだけでジジィ扱いされそうな気もするし.

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