"DD" を Linux で使う †W-ZERO3[es] への機種変更のドタバタで入手してしまった "DD" であるが,当然 Linux マシンにつないでみた. $ cat /proc/bus/usb/devices … T: Bus=04 Lev=01 Prnt=01 Port=00 Cnt=01 Dev#= 6 Spd=12 MxCh= 0 D: Ver= 1.10 Cls=00(>ifc ) Sub=00 Prot=00 MxPS=64 #Cfgs= 1 P: Vendor=11f6 ProdID=2001 Rev= 1.00 S: Manufacturer=Prolific Technology Inc. S: Product=USB-Serial Controller S: SerialNumber=10000036 C:* #Ifs= 1 Cfg#= 1 Atr=80 MxPwr=500mA I:* If#= 0 Alt= 0 #EPs= 3 Cls=ff(vend.) Sub=00 Prot=00 Driver=pl2303 E: Ad=81(I) Atr=03(Int.) MxPS= 10 Ivl=1ms E: Ad=02(O) Atr=02(Bulk) MxPS= 64 Ivl=0ms E: Ad=83(I) Atr=02(Bulk) MxPS= 64 Ivl=0ms といった感じで,prolific の PL2303 ドライバで問題無く動作する. 本物の PL2303 は USB - RS-232C シリアルアダプタで,"DD" とは別のベンダ ID・プロダクト ID を持っているので,あくまでも「互換」というだけのようである. まずは cu でモデム部と会話してみる. $ cu -l ttyUSB0 -s 115200 Connected. at OK ほら,このとおり. 念のために説明すると
である. で,あとは pppd の設定をすれば,コマンドラインから # pon 設定名 で接続することができる. 手で直接ファイルをゴリゴリいじらずに設定ツールを使ってもいいのだけど,注意点が一つ. こいつはあくまでも PHS のアダプタであって FAX モデムではない. というわけで,+FCLASS=… みたいな FAX モデム用のコマンドは受け付けない. というわけで,AT コマンドでこの部分は削除しないといけないのだが,GNOME PPP なんかだとうまく削除できないようである. かつての PPxP あたりでやっていたように,ここらは「モデムの機種名を選べばそれでおっけー」みたいなあたりをしっかり作り込まないと,Linux デスクトップはいつまでたっても「マニアのおもちゃ」なんだよなぁ. そろそろ「AT コマンドを知っている」ってだけでジジィ扱いされそうな気もするし. |