続 mixi 規約改正 †騒ぎも一応下火になってきてるようなのだけど,今一度検証してみよう. 新規約案 †突っ込み所満載の新規約なのだけど,一番の注目箇所であるココ.
これを見て,当然,ユーザはビビる. 普通に読めば「自分の日記をミクシィが勝手に本にして出版することを許すことになる」ということになるだろう. 実際その通りである. アナウンス その1 †そして,mixi 内に以下のようなアナウンスが掲示される. なお,これは mixi サイト内だけのアナウンスで(プレスにも同様の内容で回答しているようだが)プレスリリースですらない.
これは「あくまでも現時点ではこういう解釈で運用するつもりです」というだけの話で,将来にわたって約束しているものではない. だいたい,対外的に公表するプレスリリースですら「合併の協議の事実はない」とか言いつつ次の日には企業合併が決まってたりすることがよくある. ホントにそのつもりでしか使用する気が無いのなら,規約の条文自体に織り込むべきである. 今の規約案のままでは,変な例えをすると,蚊を一匹潰すのに原爆を投下するようなものだ. 話は外れるが,私は昔,交通事故の被害者になったことがある. で,示談交渉というものに挑んだわけだが,保険屋が提示された示談書がひどかった.
なんて項目が堂々と書かれている. 保険屋は「こう書かれているけど補償します」と口先では言っているが,普通の人はそんなの信用しないだろう. 加害者の人も「確かにこれはひどいなぁ」ということで,この部分は書き換えて示談成立としたのである. 以上で脱線は終わりだが,アナウンスと言っても拘束力はこんな口約束レベルの話でしかない. アナウンス その2 †その後,こんなアナウンスが掲載された.
…ハァ? 確かに「ミクシィに著作権が譲渡されてしまう」と騒いでた人はかなりいる. が,元々の条文を読めば「譲渡」ではなくて「利用許諾」でしかない. 許諾ということは,ユーザには著作権は残ってるわけである. 権利がないのに許諾できるわけが無い. 要するに,
ということである. で,利用許諾なら問題ないのか,というと問題アリアリなのは明白だろう.
というのは依然として可能なのだから. アナウンスの効果 †が,アナウンスの効果自体はかなりあったようで
と,コロッと騙された人も多数いるようである. というわけで †現在のステータスはこんな感じかな. |